攻略:詰まる前に打つ手
このゲームは「強い手を選ぶ」より「悪い手を打たない」ほうが効きます。とくに山札を配る判断と、空列をどう使うかの2つで、ほとんど決まります。
01山札は「詰まりそうなとき」だけ配る
山札を配ると、10列すべてに1枚ずつ表向きで増えます。伏せ札が一気に表になるので選択肢は増えますが、その代わりに10枚ぶんのカードが上に乗り、いまある列の形が変わります。
とくに危ないのは、空列を埋めたまま配ることです。空列が1つでもあれば配れないので、配る前に空列をつぶす必要があります。つまり配布は「空列を捨てる」判断でもあります。
目安として、表向きのカードが少なく、動かせる手が2つ以下になったら配る。逆に、まだ動かせる手が残っているなら配らずに進める。この順序を守るだけで、同じ配牌でも結果が変わります。
02序盤:伏せ札をめくる順番を決める
序盤の目的は、伏せ札をめくって情報を増やすことです。ただし全部を均等にめくると、どの列も中途半端になります。まずは表向きのカードが多い列、つまり「あと1枚で伏せ札に届く列」を優先します。
同じスートで連続している列は、そのまま伸ばせる可能性が高いので、優先的に整えます。スペードの9・8が並んでいる列には、スペードの7を探して載せたい。これが組を長くする最短の道です。
スートが混ざった列は、いまは動かせなくても、後で崩す対象になります。序盤のうちは「混ざった列に手を入れない」と決めておくと、中盤で身動きが取れなくなります。
03中盤:空列は「貯金」
空列は、どのカードでも置ける場所です。キングを置けば、その上に組を積み上げられます。だから空列は、作った時点で「自由に使える1本」として数えておきます。
ただし空列は、配るためには埋めなければなりません。ここがこのゲームのいちばんの綱引きで、空列を残せば配れず、埋めれば配れる。どちらを選ぶかは、残りの山札の回数と、いまの列の伸び具合で決めます。
終盤に近づくほど空列の価値は上がります。山札が尽きたあとは新しいカードが入らないので、空列がないと手詰まりが解消できません。中盤で空列を1本確保できているかどうかが、そのまま勝率になります。
04スートが混ざった列を見つけたら
同スートで連続していない列は、まとめて動かせません。たとえばスペードの9の上にハートの8が乗っていると、この2枚は1枚ずつしか動かせません。動かすたびに手数がかさみ、そのぶん詰みに近づきます。
見つけたときの対処は2つです。1つは、混ざった部分を別の列に移して、同スートの組だけを残すこと。もう1つは、その列を「キングを置くための土台」と割り切って、上に積み足さないことです。
4スートでは、この混在が日常的に起きます。だから4スートを遊ぶときは、序盤から「同じスートの組をどこに集めるか」を決めておくと、中盤の判断が速くなります。
05終盤:完成を急ぐより、空列を増やす
山札が尽きたあとは、場の104枚でしか勝負できません。この段階では、完成した組を1つ増やすことが、そのまま空列を1本もらうことになります。
逆に、あと1枚で完成する組を放置すると、その13枚は場に残り続け、列をふさいでいます。終盤は「完成させられる組を先に完成させる」のが基本です。
また、終盤はアンドゥの価値が上がります。戻るたびに手数は増えますが、記録を狙わないなら、1手戻して別案を試すのが最短で学べる方法です。
06ありがちな5つのミス
この5つは、どれも「1手の判断ミス」ではなく「判断の順序のミス」です。手を動かす前に、山札の残り回数と空列の数を声に出して確認するだけで、かなり減ります。
- 空列を埋めたまま山札を配り、伏せ札の山を崩せなくなる。
- スートの混ざった列を放置し、終盤に崩す手数が足りなくなる。
- キングを空列に置かず、別の列の上に重ねて空列を無駄にする。
- ヒントだけを追って、先の手順を考えずに手数を使う。
- アンドゥを連打して、なぜ失敗したのかを確認しないまま同じ手を繰り返す。
07練習メニュー
最初は1スート(Easy)で、山札を配る回数を3回までに抑えてみてください。配らずに解くほど、列を整える力が鍛えられます。
慣れたら2スートで同じ条件、最後に4スートで「空列を1本以上保ったまま終盤に入る」を目標にします。目標を数値で置くと、上達が見えます。
勝敗より、1局ごとに「どこで配ったか」「空列をいつ使ったか」をメモするほうが、次の局に効きます。