数値データと計算機
このゲームの数値は、配牌と得点の2か所に集中しています。配牌は固定、得点は版によって式が違います。
01配牌と山札の数値
初期配牌の54枚と山札の50枚を足すと104枚になります。完成8組が104枚ぶんであることは、つまり「全部のカードを使って8組を作る」という意味です。
ここから分かるのは、このゲームに捨て札がないことです。カードは場から消えるだけで、増えも減りもしません。
| 項目 | 枚数 | 補足 |
|---|---|---|
| 全体 | 104枚 | トランプ2組 |
| 初期配牌 | 54枚 | 6枚×4列+5枚×6列 |
| 初期の伏せ札 | 44枚 | 各列の一番上以外 |
| 山札 | 50枚 | 5回分・1回10枚 |
| 完成1組 | 13枚 | 同スートのK→A |
| 完成8組 | 104枚 | すべてのカードが場から消える |
02得点式は版によって違う
Windows版は「500点から始めて、手数だけが減点、完成で加点」という単純な式です。1手ごとに1点減るので、短い手数で完成させるほど高得点になります。
Sun 1989年版は逆に、0点から積み上げる式です。伏せ札をめくる、列を表にする、同スートで重ねる、完成させる、という4つの行動すべてに点が付きます。理論満点は990点で、完成した組が4組以下のときは残った組1つにつき+2点が加算されます。
このCrazyGames版がどちらの式を採用しているかは公開されていません。統計に best score がある以上なんらかの得点は存在しますが、式の特定には至っていません(推測)。
| 出来事 | Windows版 | Sun 1989年版 |
|---|---|---|
| 開始時 | 500点 | 0点 |
| 1手ごと | -1点 | 0点 |
| 伏せ札をめくる | 記載なし | +10点 |
| 列を全部表にする | 記載なし | +15点 |
| 同スートで重ねる | 記載なし | +2点 |
| 1組完成 | +100点 | +50点 |
| 理論上の上限 | 記載なし | 990点(+加算あり) |
03手数の目安
完成までに必要な手数は、配牌と運で大きく変わります。公開されている勝率(標準ルールでおよそ3回に1回)から逆算すると、1局あたり数十手から100手以上かかる計算になります。
ベスト手数を狙うなら、無駄な移動を減らすのが基本です。とくに「一度置いて、すぐ戻す」操作は手数だけを消費します。アンドゥも同じで、戻すたびに記録が伸びる可能性があります。
この作品の平均手数や、モード別の必要手数は公開されていないため、数値として断定はできません。
04勝率の数字をどう読むか
標準的な4スートのスパイダーは、熟練者でも勝率およそ3回に1回とされています。これは配牌の運が大きく、同じ実力でも連敗することを意味します。
モードを1スートに下げると、同スートのカードが104枚すべてになるため、組を作る難易度は大きく下がります。ただし具体的な勝率は公開されていません。
「3回に1回」はあくまで標準ルールの数字で、この作品の実測値ではありません。当サイトでは、この区別を保ったまま数字を扱っています。
05得点を試算する
下の計算機は、Windows版の得点式(500+100×完成組−手数)に数値を入れて試算するものです。この作品の内部式ではないため、結果は参考値として扱ってください。
「完成組」と「手数」を変えると、得点がどう動くかが分かります。1組完成の+100点は大きく、手数の-1点は小さいので、完成を優先したほうが得点は伸びます。
得点と残り配牌を計算する
この作品の内部得点式は公開されていません。そこで、スパイダー・ソリティアで広く使われてきた Windows 版の式 (初期500点・1手ごとに-1・1組完成ごとに+100)を当てはめて、到達点の目安を出せるようにしました。 表示されるのはあくまで目安で、実際のスコアはゲーム内の統計画面で確認してください。
得点の目安(Windows 版の式)
初期500点 − 手数 + 完成組×100。本作の公式仕様ではなく、古典的な計算方法を当てはめた推定値です。
得点の目安
| 完成した組 | 手数 | 得点の目安 |
|---|---|---|
| 8 組 | 96 手 | 1204 点 |
| 8 組 | 130 手 | 1170 点 |
| 5 組 | 120 手 | 880 点 |
| 3 組 | 200 手 | 600 点 |
| 0 組 | 60 手 | 440 点 |
山札の残り
配牌は10枚×5組。山札が尽きると、それ以上場に札を足せなくなります。
残りの配牌回数
| 配った回数 | 残りの配牌回数 |
|---|---|
| 0 回 | 5 回 |
| 3 回 | 2 回 |
| 5 回 | 0 回 |
確認した事実の一覧
記事で使っている数値と仕様を、確認できた区分と出典つきで並べました。「公式」は配信元・開発元の記載、 「確認」は公開資料で裏が取れたもの、「推測」は根拠はあるが断定できないものです。
| 事実 | 区分 | 出典 |
|---|---|---|
| スパイダー・ソリティアは1949年に考案された、トランプ2組(104枚)を使うソリティア。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 名前の「スパイダー」は、クモの8本の脚になぞらえた8つの完成山(foundation)に由来する。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 配牌は10列。左から4列に6枚、残り6列に5枚を配り、場に出るのは54枚。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 各列で表向きなのは一番上だけ。初期状態の表向きは10枚、伏せ札は44枚。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 残り50枚は山札として5回分に分かれ、1回の配布で各列に1枚ずつ、計10枚が表向きで置かれる。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 空の列が1つでもあると山札を配れない(Relaxed Spider などの例外を除く)。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| カードは同スートの降順(K→A)で重ねる。同スートで連続した組はまとめて移動できる。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| KからAまで同スートで13枚揃うと1組が完成し、場から取り除かれる。8組すべてで勝利。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| このCrazyGames版は1スート(スペードのみ/Easy)、2スート(スペード+ハート/Medium)、4スート(スペード・ハート・クラブ・ダイヤ/Hard)の3モードを搭載。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| ゲームエンジンはUnity 6。ブラウザ(PC・モバイル・タブレット)に加え、CrazyGamesアプリとiOS/Androidアプリで提供される。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| 画面は横向き(Landscape)指定。操作はマウスでUIを触る方式と明記されている。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| 公開は2025年10月、最終更新は2025年12月(ページ内の表記は Dec 31, 2025)。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| CrazyGamesでの評価は7.8(直近6か月)。13Kの高評価に対して3.6Kの低評価。 | 確認 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| アンドゥは回数無制限、ヒントも無制限(smart hint)で、使っても制限や課金はない。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| 「Mixed suit」オプションをONにすると、同じスートでなくても並びを完成扱いにできる。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| 統計ページにベストスコアとベスト手数(best score / best moves)を記録する。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| ドラッグ&ドロップでカードを移動でき、動かせるカードはハイライト表示される。 | 公式 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| Windows版スパイダーの得点は、初期500点、1手ごとに-1、1組完成ごとに+100。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| Sun 1989年版の得点は、伏せ札をめくるたび10点、列を全部表にするともう+15点、同スートで重ねるたび2点、1組完成で50点。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| Sun 1989年版の理論満点は990点。完成済みの組が4組以下のときは、残った組1つにつき+2点が加算される。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 標準難度のスパイダーは、熟練者でも勝率およそ3回に1回(Hoyle’s Rules of Games)。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| Microsoft Plus! 98 で初めてWindowsに収録され、その後 Me / XP / Vista / 7 に標準搭載された。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 開発元1KPappsはモロッコの独立系モバイルスタジオで、公開中のAndroidゲームは12本。 | 確認 | 1KPapps 公式サイト(開発元) |
| 本作のアプリ版はApp Storeで「Spider Solitaire Large Cards」(id6751233403)として配信されている。 | 確認 | 1KPapps 公式サイト(開発元) |
| Google Play版のパッケージ名は com.papps.spidersolitaire。 | 確認 | 1KPapps 公式サイト(開発元) |
| 姉妹作「Spider Solitaire 2 Suits」は2020年1月公開。外部ホスト型(iframe)でヒントはなく、アンドゥとリセットのみ。 | 確認 | CrazyGames「Spider Solitaire 2 Suits」作品ページ |
| バリエーションに、空列がなくても配れる「Relaxed Spider」、1組だけ使う7列の「Spiderette」がある。 | 確認 | Wikipedia(英語)Spider (solitaire) |
| 海外のルール解説には、4スート以外に3スートのカスタム設定を用意する版もある。 | 確認 | Wikipedia(日本語)スパイダー (トランプゲーム) |
| 本作の内部スコア計算式は非公開。Windows版の式を当てはめた数値は参考値でしかない。 | 推測 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
| ヒントのアルゴリズムも非公開。無制限に使えるので、詰まりを確認する用途に向く。 | 推測 | CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) |
出典の略号:CrazyGames「Spider Solitaire」作品ページ(1KPapps) / CrazyGames「Spider Solitaire 2 Suits」作品ページ / Wikipedia(英語)Spider (solitaire) / Wikipedia(日本語)スパイダー (トランプゲーム) / 1KPapps 公式サイト(開発元)。